モリクラフト

モリクラフト
新潟県中魚沼郡津南町卯ノ木
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2008年 11月
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2008年9月19日(金曜日)

越後妻有クラフトフェア

カテゴリー: - moricraft @ 17時28分03秒

200809191420000.jpgクラフトフェアが いよいよ 明日明後日にせまり 最終準備を現地ニューグリーンピアにて始めた
出展者の区画を割り振りしたり 本部、受け付けテントを張ったりおお忙し
心配された台風も今のところ穏やかだ
木工 陶芸 ガラス 金属 石 染織 ぬの 漆 などの作家75人に加え地元わら細工など手作り愛好家など 総勢100人ちかい出展がある
模擬店もあり楽しい イベントにしたい
それもこれも 天気次第
是非 お出掛けあれ
乞うご期待!


2008年9月12日(金曜日)

カテゴリー: - moricraft @ 10時34分59秒

200808221701000.jpg200809121001000.jpg猛暑に集中豪雨に 変な天気が続いたが このところ さわやかな秋風がふいている。
新潟でのグループ展も終わり ただいま柏崎で ミニ作品展開催中。
柏崎の夕日の10月オープン予定のギャラリー喫茶に置く品物をつくり このあと 越後つまりクラフトフェア、十日町キルト展、三条クラフトフェアと 楽しみなイベントが目白押し。

稲刈りも始まり 風にも空にも秋の気配。
コシヒカリも食べ頃と見え このところ餌台にスズメの姿が見えない。
ヒヨドリがタラの実を食べにきている。

中断していた夏草刈りも ぐずぐずしているうちに秋草刈りになってしまった。
木の手入れ、薪割り、この秋も 間に合わないのだろうか。


2008年8月11日(月曜日)

桑・一位

カテゴリー: - moricraft @ 12時39分03秒

200808101254000.jpgクロカキの名刺入れと同じ箱を 幾種類かの銘木で作ってみよう。今回はイチイとクワを使ってみる。
イチイはアララギとかオンコとも言われ ヒノキに似た針葉樹で年輪が密で木目がとても美しく また 個体数も少なくとても貴重な木だ。
その木肌は人肌のような色をしているが時が経つにつれ 美しい焦げ茶色に変化していく。

クワも黄色っぽい色をしているが焦げ茶色に変化していく美しい木だ。
当地では養蚕用に葉を採るために 大木はない。
雪の降らない地域には大きなものがある。

箱を作る場合 天板には木目の美しい所を使い 側面はぐるり木目がつながるように木取りをして それぞれに番号を記しておく。

自分が作ったものが徐々に美しくなっていく姿を見れるのも せいぜい生きてるうち。
そのさきもっと美しくなってるすがたは自分では見れないのが定めなのだ。


2008年7月20日(日曜日)

センノキのティーテーブル

カテゴリー: - moricraft @ 10時18分13秒

200807171948000.jpgセンノキは葉が桐のように大きく針のようなトゲがあるのでハリギリとも言われる。

大きさ、色合い、幕板という脇の板に花模様の彫刻をという注文主の要望を取り入れ、天板にはエンジュでアクセントをいれてみた。なかなか可愛くしあがったと思う。
自分の中にはこんな可愛いセンスはないので注文は勉強になる。
注文主も自分の想いが形になって楽しいと喜んでいられた。


2008年7月19日(土曜日)

名刺入れ

カテゴリー: - moricraft @ 00時24分13秒

200807140829000.jpg机の上に置いたまま名刺をサッと取り出せるちょっと 高級な名刺入れを作ってみた。
クロカキで作ったら かなり贅沢なものになるだろうと考えたが やはり クロカキを生かすのは難しい。
希少な材なので どう木取ってどう使ったら無駄を少なく黒い模様を生かせるか 緻密な計算が要る。
総クロカキづくりであれば良いわけでもなく、一部に使うだけでも全体をお洒落に生かしてくれる場合もある。
長年かけて育った柿の木、そのなかでもクロカキは稀、そのなかでも美しい模様が出るのは極稀。
奇跡の木、クロカキです。


2008年6月17日(火曜日)

大草原のちいさな家

カテゴリー: - moricraft @ 09時59分08秒

200806101053000.jpgこのところ天気もよく 朝晩はまだ肌寒いくらいだが 日中はとても爽やかな日が続いている。
工房前も ススキなど雑草がすごいことになりはじめている。
マーガレットが終わるまでは草刈りをし難くほったらかしてあるが もうじき一度刈っておかないと大変なことになる。
一年で今が一番気持ちのいい時期だ。
花と緑、やわらかい風と光、野鳥の声 遠く走らせる思いがあれば他に何が要るのかとさえ思えてしまう。
暫し コーヒータイム。
そして 仕事 仕事。
仕事が充実してこそ気持ちよさも倍増というもの。


2008年5月29日(木曜日)

イタヤカエデ

カテゴリー: - moricraft @ 10時42分27秒

200805290936000.jpg友人のギタリストにピックを作って欲しいと言われ驚いた。
プラスチックのは見たことあるが 色んなものがあるらしい。
厚さ、硬さ、材質によって音が微妙に違うようだ。
木なら やわらかくまろやかな音がしそうな気がする。
それにはイタヤカエデしか頭に浮かばなかった。
材質は緻密で硬くなおかつ粘りがある。
木肌も美しく 私の一番好きな木だ。

野球のバットにはアオダモという木が良いとされているが かねがね 何故にイタヤカエデを使わないのだろう、総合的には上だろうと不思議に思っていた。
ある日 メジャーリーグのホームラン王 バリー・ボンズがイタヤカエデのバットを清原選手にプレゼントしたというニュースを耳にして 納得した。
きっと パワーと技術を兼ね備えてないと使いこなせないのではないだろうか。


2008年5月23日(金曜日)

シナノキ

カテゴリー: - moricraft @ 18時07分12秒

200805231613000.jpg今 小振りの菓子器を十数個作っている。
ある程度まとめて作らないと効率が悪い。
一日ノミをふるって削り屑がたまると仕事をした気になる。
こういう物にはシナノキが最適だ。
色も白っぽく 軟らかく粘りもあり 彫刻にはうってつけの木だ。この木を薄く かつらむきにして合板にしたものがシナベニヤ。
他にも皮の下の甘皮と言われる繊維質の部分は しな布といわれる布に加工される。
当地でも昔は縄をなったという話を聞いた。
北海道のお土産の木彫りの熊もシナノキが多く使われている。
それも信州で作られているのが多いというのをご存知かな?
以前北海道を訪れた時土産屋の店先で木を彫っている人がいたので見学しようと覗いてみたことをおもいだした。
ところが いっこうに熊にならないのだ。
そのオヤジ 客寄せのためにノミをたたいて木屑を出しているだけだったのだ。
そのあと 別の店で 店先で彫り上がるのを待って買い求めた。


2008年5月11日(日曜日)

カテゴリー: - moricraft @ 11時27分08秒

200805101715000.jpg座卓にしてほしいと 丸っ挽きされたソメイヨシノの厚板が持ち込まれた。
樹皮そのままに板状に製材することを まるっぴきと言うのだが そのまま表面側だけ平らにして足をつけることにした。
桜材は桜餅のような甘い香のする 硬い木だ。
昔は かわら版や浮世絵の版木につかわれた。
印刷のときに擦っても硬いので 版の角がへたらないからだ。
家具にも もってこいだ。

長年 花と緑と紅葉を楽しませてもらった樹だが 雪で倒れてしまった。
長い間ありがとうね、これからも大切に使わせてもらうよ…そんな思いが染み込んでいる。
これからも時が経てば経つほどに味を増し 思い出が染み込んでいく。

やっぱり 木って いいよなあ。


2008年5月10日(土曜日)

クスノキ

カテゴリー: - moricraft @ 18時29分23秒

200805101500000.jpg小さな厨子を作っていたら とても楽しく 別のデザインが浮かんできたので作ってみた。
円柱形の堂にしてみた。
材は総クスノキ。
この木から樟脳をとったというだけに 香がつよく 虫がつかない。
しばらくすると表面の香はしなくなるが 扉を開けると爽やかな香がたつ。

クスノキは温暖な地方の木で やわらかく彫りやすく 古くから仏像彫刻などに使われていた。

色紙箱の内側に使ってみたが 色紙に虫がつかず 当たりもやわらく 蓋を開けたときに なんともいい香が漂う。
その木に合ったものを作り そのものに合った木を使う。
それが素材としての木の面白さ 木工の面白さだと思う。


2008年4月29日(火曜日)

守り本尊

カテゴリー: - moricraft @ 16時59分06秒

200804291456000.jpg200804291507000.jpg冬の間にと依頼されていた 守り本尊が ようやく完成。
依頼主の守り本尊は 文殊菩薩。
三人寄れば文殊の知恵というように知恵の象徴になっている。
姿は 左手に経典を持ち右手に剣をもつ。
蓮華座とともに獅子の上に乗る座像が多い。知恵で力を説き伏せることを表している。
高さ15センチの厨子に入る小さな像だ。
ヒノキ(檜)を使ったが 小さすぎて彫るのに手こずった。
厨子は イチイ(一位)を使用。イチイは年輪が詰んでいて美しい。時とともに深く落ち着いた色に変化していく。
床と天井にはクスノキ(楠)を使った。樟脳を採る木で 虫よけになり いい香りがする。
屋根の上の宝珠は 日本の木で 一番濃い色のエンジュ(槐)でアクセントをつけてみた。
今回の売りは なんと言っても 奈良 東大寺の修理の時に出た古材。
元 国宝というやつ。

貴重で希少なもので扉のつまみと欄間と剣と経典に使用した。
欄間には 長年かかって煤けた肌を残した。ヒノキかと思ったが削ってみたらヒバ(明日檜)だった。
何百年前の木なのか 今なお鮮烈な香りがたちこめる。
やはり 木はすごい。


2008年4月22日(火曜日)

クロカキの製材

カテゴリー: - moricraft @ 20時56分09秒

200804220812000.jpg森林組合で先日伐り倒したクロカキを製材した。
切り株に出た模様はおおざっぱで 先端はかなり腐れがすすんでいたので おおかたの予想はついたのだが、やはり細かい模様は出なかった。
腐れも予想以上にすすんでいて 使えるところは3分の1程度。
でも持ち主から 私に使って欲しいという 作家冥利につきる言葉をいただいたので なんとか良さを生かした使い方をしてやりたい。
これから1年以上乾燥させ それから狂いをとったり厚さを決めたりするために また製材をする。

まだまだ 作品になるのは先の話。
何を作り どこに どう生かすか クロカキは一番難しい木だろう。


2008年4月14日(月曜日)

サシバ

カテゴリー: - moricraft @ 19時11分59秒

外の方を向いて机で作業をしていると 視界の隅を なにやらヒラヒラ飛んでゆく鳥が…うん?あのヒラヒラかげんは サシバか?
窓の外をよく見ると おー!おかえり おかえり。
今日 着いたのかい?
いつもの電柱のてっぺんで 羽を休め こちらを向いている。

どこの国に行ってたんだろうか。
よく忘れずに 帰ってくるねぇ。

ちょくちょく顔を出す友がまた増えたような気がして うれしいものだなあ。

よそでは 桜も満開というのに この辺はもう少し。
よく見るとブナの芽がほころび 緑が顔を出し始めた。
いよいよ 春本番。


2008年4月9日(水曜日)

野鳥

カテゴリー: - moricraft @ 12時04分27秒

ここ2・3日裏の林で野鳥の群れが騒がしい。
何事かと 窓にへばりつくと 何百羽というスズメほどの小鳥が 雪の上をつつき回っている。
喉のあたりがきれいなオレンジ色をしている。
さっそく図鑑で調べてみると アトリという群れで動く冬鳥だ。
図鑑を見ていると 多くの野鳥が本州分布として載っているが この辺にもいるのだろうかと思い、数年前から チェックしている。
今のところ40種類。よく見かけたり名前を聞いたりする野鳥が多いが 耳慣れない名前のも けっこういるものだ。
アトリの群れも もうすぐ暖かい方へ移動するらしい。


2008年4月6日(日曜日)

もうひとつの春

カテゴリー: - moricraft @ 19時41分25秒

200804051334001.jpg200804051202000.jpg友人から雪上ハイクの誘いがあり、半日くらいならと出かけることにした。
朝からいい天気で なんとなく落ち着かなかったので 渡りに舟とにんまり。
いつでも用意してあるリュックに山用のコンロやコッヘル、コーヒーセット、インスタントラーメンに水を詰めて準備完了。
秋山郷見倉の里山を歩いてみることにした。私は歩くスキー、彼はスノーシュー。

雪はまだ1メートル20センチほどあったが歩いていると汗ばんでくる。
斜面の土がでているところでは ホオジロが草の実をついばみ、頭上ではコゲラのカップルが木をつつく。
多くの野鳥の声が聞こえ、木々も葉を拡げる準備をしている。
バッコヤナギは綿毛のような花を銀色に輝かせ、サワグルミの枝先には白っぽく見える芽が膨らみ、小枝が紅くなっているのがカツラ。
山のどこかで 斧ならぬチェーンソーの音が響いている。
はるきやまという作業だ。
薪にする木を切り、ソリで運びだす、雪が締まってくる春先の仕事だ。
(ご苦労様です。すみません、ちょっと遊ばせてもらってます。)

お昼はがけっぷちの見晴らしのいいところでとリュックをおろすと、そこにカモシカの足跡。
すごい崖の下のほうに続いていた。

山でのラーメンとコーヒーは 一味違う。
わざわざ湯を沸かし、わざわざ豆でいれる、このわざわざがいいのだ。

もうすぐ オオヤマザクラが咲き 足元は一面カタクリでいっぱいになる。


2008年4月5日(土曜日)

カテゴリー: - moricraft @ 18時22分20秒

200804041703000.jpg200804041353000.jpg根びらきも 大きくなり 道の脇にはふきのとうが顔をだしはじめ、裏の林では 小鳥たちもにぎやかになってきた。
暖かかったので 戸を開け放しておいたら 工房のなかに一羽入り込んでしまった。
いい声だが なんという鳥だろう。
しじゅうからくらいだが黒いネクタイはしていない。
外では仲間が盛んに呼んでいる。

窓も開け放して 物陰からジッと見ていると 外の一羽も入ってきて 動かない私を人間と認識できないのか 直ぐ近くにとまった。センダイムシクイのようだった。
その後 二羽は出ていったが 彼が彼女を助け出しにきたに違いない。
小鳥たちも春だねえ。


2008年3月29日(土曜日)

素木( しらき)

カテゴリー: - moricraft @ 13時24分26秒

200803291118000.jpgまたまた 師匠の作品 神代欅香合をGET。
奥は槐(エンジュ)その手前は神代杉の花入れ。
自分への戒めにと いつも目に入る机上に置いて 鉛筆立てに使っている。伝統工芸の伝統たる由縁が詰まっている。
香合は 東京での品評会で日本一の折紙つきの板の一部分で作られた作品で 内側に木目の詰んだ桐が使われている。
あまりに素晴らしかったので 京都からウコン染めのネルの布と紐をとりよせ 桐箱を作って収めた。
いずれも 無塗装の素木で 銘木の味わいが深い。
たまにイボタ蝋(イボタノキという木に寄生するイボタロウ虫の分泌物)で艶出しと保護をして大切にしたい。
木の優しさが感じられ経年変化も味わいを増してくれる。
木工品は素木がいい。


2008年3月26日(水曜日)

黒柿

カテゴリー: - moricraft @ 22時28分47秒

200803261646000.jpg柏崎で黒柿かどうか見て欲しいという話から伐採することになった。
黒柿かどうか見るというのは そういう柿の木があるわけではなく普通の渋柿の木に希に黒い模様がはいるもので 一見わからないからだ。
どうしたら見分けられるかというと 難しいことはなく ドリルで穴をあけてみればいいのだ。
黒柿であれば黒い屑が出てくるのは当たり前。
木を売り買いするヤマ師と言われた人達は 夜中にこっそり調べに行ったそうだ。
希にしか見つからないうえに 黒い模様の入り方は様々。
その希少さ 美しさによっては その価値もはかりしれないのだ。
伐採してから使えるようにするまでが これまた手間がかかるのだ。
流水に一年間以上浸けて樹脂を抜いてから大割りにして風通しのいい日陰で乾燥せる。
それから 厚い板に挽いてさらに乾燥させ さらに必要な厚さに挽く。
狂いを取りながら ヒビがはいらないように細心の注意をはらいながら。

色柄がかなり強烈なこの木を生かして 品良く使いこなせる木工家は 少ないはずだ。


2008年3月15日(土曜日)

雪国の春

カテゴリー: - moricraft @ 15時33分25秒

200803060854000.jpg200803091138000.jpgだいぶ春らしくなってきた今日このごろ。
なんだかんだ言っても この冬も2メートル以上の掘り割りができてしまった。
さっきまで降っていた雪が止んで 青空が覗いた3月上旬の朝、モリクラフトの一番きれいな日かもしれない。
今ごろになると雪も締まってくるので歩くスキーの出番だ。
天気のいい日は コーヒーセットを背負って出発。
裏の林をぬけて楢の木平をぐるっと一周するとちょうどいい散歩コースだ。
河岸段丘の縁まできた時 一緒にきた友人が 「ここは いったん坂スキー場といって子供のころ滑りにきたものだ」と懐かしそうに言った。「えっ!?スキー場?崖だよ」

子供達の声が聞こえてきたような気がした。そういえば 町のあちこちに なんとかスキー場という坂が有ったことを思い出した。

写真の後方に見える三角形の山、見た目通りの三角山というのだが子供のころ遠足で登ったきりだ。今度スノーシューで登ろうとコーヒーを飲む。


2008年3月10日(月曜日)

カテゴリー: - moricraft @ 17時10分55秒

200803031036000.jpgケヤキは 年輪がはっきりして力強く 材質も強く 建築や家具や器などに多く用いられ最も日本的な木と言える。
今、大きなケヤキの板に 十日町市の書家岡村先生の書を刻字をしているところ。
力強く豪快な書で 墨のかすれや 飛びはねが多く大変ではあるけれど また楽しいものです


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